先日、XR開発者集会 春の大LT大会2026に参加してきました。
会場はesports Style UENO。現地登壇に加えて、VRChatからの発表もあり、XRならではの演出を感じるLT会でした。VRChat側の登壇者が透明ディスプレイに映し出され、まるでその場にいるように見えたのも印象的でした。
会場の様子はYouTubeでも同時配信されており、コメントがリアルタイムで画面に反映されていたのも楽しかったです。いろんな工夫で現地とVRChatがつながっている感じがあって、イベント全体の雰囲気にも合っていてとてもよかったです。
今回は、このLT会の中で特に印象に残った発表と、会場の雰囲気について書いていきます。
推しを「そこにいる」ように見せる
一人目の登壇者、しちEさんのテーマは、裸眼立体視ディスプレイ「Looking Glass」を使った推し活についてのLTでした。
Looking Glassは、レンチキュラーレンズと呼ばれる特殊なレンズ構造によって、ディスプレイ上に立体的な映像を浮かび上がらせるデバイスです。VRゴーグルがなくても、裸眼のまま3D映像を見ることができます。しちEさんは、ライブで見た3面ディスプレイのような表現を手元で再現したいという思いから、Looking Glassを3台使って「そこにいる感」を出そうとしていました。ホロライブのオフ会に持参するなど、推し活に活用されているようで、楽しそうだなと思いました。
特に印象に残ったのは、立体視そのものが持つ驚きを忘れたくない、という話でした。技術に慣れるほど、かつて新鮮だった感動を当たり前として処理してしまいがちです。お笑いを見慣れた人が、普通のネタでは笑えなくなる感覚に少し似ているのかもしれません。そうした「最初の面白さ」を大事にしながら広めていこうとする姿勢が、すごくよかったです。
また、焦点距離の工夫や、ポータブル性と立体視のクオリティのトレードオフについても丁寧に説明してくださって、立体視の面白さがよく伝わってきました。
現実をそのまま3Dにスキャンする技術
ひろさんが紹介していたのは、FastGSという技術を使った空間の3Dモデル化です。3D Gaussian Splattingを前提に話が進んでいたのが印象的でしたが、前提知識がなくても入りやすいように説明が添えられていて助かりました。
自分としては、3DGSまわりの課題であるノイズや処理の重さを改善していく方向の話なのかな、という理解でした。ただ、細かい部分までは追い切れなかったものの、それでもかなり興味深い内容でした。
LTを聞いた後は、特に撮影方法が気になりました。フィギュアを3D化するなら、カメラを固定して対象を回すイメージがありますが、GSでは一般的な3Dスキャンとは少し違う撮り方や考え方が必要そうです。実際にどのような撮影方法が適しているのか、懇親会で聞いてみたかったのですが時間が取れず断念しました。今度、自分でも調べてみようと思います。
フィギュアやお子さんへの愛情も伝わってくる、あたたかいLTでした。自分でも試してみたくなる内容で、以前、自室のフォトグラメトリを試してうまくいかなかったこともあり、久しぶりにもう一度挑戦してみたくなりました。
ブラウザでメタバースができる時代
sawa-zenさんが紹介していたのは、WebXR技術を使ったメタバースサービス「XRift」です。
VRChatをはじめ既存のメタバースには、デバイスやOS、スペック、開発環境など、いくつもの参入ハードルがあります。XRiftは、それらをブラウザという入口の広さで乗り越えようとしている点が印象的でした。
子どもの頃に『サマーウォーズ』のOZを見て思い描いていた世界のイメージにも少し重なっていて、自分にとっては今回のLTの中でも特に印象に残る発表でした。普段VRChatに触れることが多い身としても、既存のメタバースとは違う広がりを感じました。ブラウザベースだからこそ、これまでメタバースに入りづらかった人にも届きやすいのではないかと思います。
問題意識や方向性が明確で、発表を聞いていてとても分かりやすかったです。コードで世界を作るという発想にも惹かれました。技術的な課題もありそうですが、今後どう発展していくのか気になるサービスでした。
現実世界にVRのネームプレートを持ち出す
nisshi-devさんは、VRChat内で使われるネームプレートをリアルグッズとして製品化する取り組みを紹介していました。この発想がそもそも面白かったです。
3Dプリンタとレーザー加工を組み合わせたものづくりの流れが具体的で、とても参考になる発表でした。軽量化のために3Dハニカム構造を取り入れるなど、設計上の工夫にも納得感がありました。試作で終わらせず、制作フローを整えたうえで量産体制まで考えられている点も印象に残りました。
バーチャルとリアルをモノでつなぐ発想が、いいなと思いました。
みんな、たのしそうだった
10本のLTのあとには懇親会もあり、会場は最後までにぎやかな雰囲気でした。発表を聞くだけでなく、登壇者や参加者の活動に直接触れられるのも、この会の面白さだと思います。
印象に残る発表が多く、XRに興味がある人にとってかなり面白い会でした。今後もタイミングが合えば参加したいです。感想ベースのレポートなので受け取り違いがあれば恐縮ですが、とても楽しい時間でした。企画・運営された皆さま、ありがとうございました。
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※ 本記事はAIを活用しながら作成しました。